2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

再び,コミック5選

好評(!?)につき,コミック5選・第2弾!最近読んだ中から5つの作品をピックアップ! ・遠藤達哉「SPY×FAMILY」第5巻(ジャンプコミックス) のっけから超メジャー作で申し訳ないが,でも面白くて仕方がないので紹介します。 東西冷戦時代。…

高橋誠『かけ算には順序があるのか』(岩波書店)

事実は小説よりも奇なり。なんだかいろんな意味で、最近ちょっと小説が喉を通らない。 本書は、算数教育史家の著者が、かけ算の順序をめぐる論争を「算数教育」と「数学」との往復の中で過去にさかのぼって整理したもので(第1章)、そこから「九九」の歴史…

河野裕『昨日星を探した言い訳』(角川書店)

前から少し気になっていた本。最後は表紙デザインに惹かれて購入。河野裕『昨日星を探した言い訳』。 全寮制の中高一貫校・制道院学園。坂口孝文は,中等部2年で転入してきた茅森良子と図書委員を務めることになった。茅森は,「平等な社会」を創ることを目…

播田安弘『日本史サイエンス』(講談社ブルーバックス)

「空想科学読本」とか、科学の力でいろんなものを解き明かしてみようという試みは、楽しいものである。本書は、 造船技師の著者が、蒙古襲来・秀吉の中国大返し・戦艦大和の3つについて、造船あるいは物流という観点から、「謎」を解き明かすものである。 個…

上橋菜穂子『精霊の守り人』(新潮文庫)

今年の「新潮文庫の100冊」を眺めながら,どの本を読もうか考えていた。メジャー作品で,面白そうで,でもまだ読んだことがない本・・・。ということで,上橋菜穂子『精霊の守り人』。 女用心棒・バルサ。新ヨゴ皇国の皇子・チャグムを偶然助けたことをき…

村上世彰『村上世彰、高校生に投資を教える』(角川書店)

N高校という広域通信制高校がある。角川ドワンゴが経営・運営していて、かなり勢いのある高校である。中学のとき私が担任した生徒も高校からお世話になった。 そこに「投資部」というのがあることは聞いていた。特別顧問は村上世彰氏なんだそうだ。村上氏は…

星野舞夜ほか『夜に駆ける-YOASOBI小説集』(双葉社)

YOASOBIが好きで,もう毎日毎日,繰り返し聞いている。・・いや,まあ最近聞き始めたにわかファンなんだけれど。 ということで,当然のようにこちらも購入。『夜に駆ける-YOASOBI小説集』。 YOASOBIは,「小説を音楽にするユニット」である。『夜に駆ける-…

半藤一利・加藤陽子『昭和史裁判』(文春文庫)

日本近代史が専門の東大の加藤先生が、「歴史探偵」半藤さんと、5人の昭和史の重要人物について、徹底的に検証するという企画。半藤氏が検察官役となり、加藤氏が弁護人役となって、対談が展開されていく。 歴史裁判にかけられるのは、廣田弘毅、近衛文麿、…

町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)

その声は,誰かに届くのだろうか。町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』。 九州の片田舎に引っ越してきた女性・三島貴湖。ある日,虐待が疑われる中学生くらいの子供と出会う。子供は言葉を発することができない。そしてまた貴湖自身も,凄惨な過去を抱えて…

橋爪大三郎『パワースピーチ入門』(角川新書)

「なぜ安倍首相の会見スピーチは、心に響かなかったのか?」 コロナ禍の混乱にあって、私達はリーダーが発信するメッセージを待っていた。ドイツのメルケル、NYのクオモ、それに比べて、なんと日本のリーダーの言葉が貧しかったことか(安倍首相の言葉が響か…