2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

橋爪大三郎=植木雅俊『ほんとうの法華経』(ちくま新書)

『日経おとなのOFF』という雑誌があって,1,2年に一度くらい,名著特集をする。今月発売の8月号がその名著特集の号で,古今東西の様々な名著が紹介されている。この8月号を眺めながら,この本は読んだなあ,とか,まだ読んでないなあ,今度読もうか…

小山茂仁『私学の民主化 理論と実践』(私学ニュース社)

すみません、一般にはほとんど手に入らない変な本について書きます。 「おすすめ」ではないのですが、けっこう(いろんな意味で)自分として考えることが多かったもので・・・。 本書は1980年の刊行で、1970年代に著者が行った講演や著した論考をまとめたも…

H・G・ウェルズ『タイムマシン』(池央耿訳,光文社古典新訳文庫)

島本理生さん直木賞受賞おめでとうございます! 問題作だなんて言ってごめんなさい。テーマが重すぎるだなんて言ってごめんなさい。皆さんぜひ読もう! 読んで,主人公・真壁由紀の,そして被告人・聖山環菜(かんな)のつらさ,苦しさを共感しよう! 大丈夫…

新井紀子『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(東洋経済新報社)

『宇喜多の楽土』おもしろかったです。直木賞は残念でしたね。 さて、今週はちょっとAIとシンギュラリティについて思うところがあって、何冊かまとめて読んでみた。 そうした中で、あらためて本書がよくまとまった本だということがわかったので、読み直し…

直木賞大予想!

いよいよ来週7月18日(水),第159回直木三十五賞が発表されます。どの作品が栄冠を勝ち取るか。誰が「直木賞作家」との肩書き(?)を勝ち取るか。今回はその大予想をしたいと思います。・・・なお,ノミネート作品のうち上田早夕里『破滅の王』と本…

森見登美彦『宵山万華鏡』(集英社文庫)

今日は宵山。 年に一度、夢か現か、京の街にワンダーランドが現れる夜・・・。 舞台は京都・洛中。7月16日夜、祇園祭宵山の雑踏に迷い込んでしまった小学生の姉妹の話。蟷螂山、南観音山、鯉山、駒形提灯、偽祇園祭と祇園祭司令部特別警務隊、金魚鉾、宵山様…

瀧羽麻子『ありえないほどうるさいオルゴール店』(幻冬舎)

たまには心安らぐ連作短編集を。ということで,瀧羽麻子『ありえないほどうるさいオルゴール店』。 運河のある北の町でひっそりと営業しているオルゴール店。その店主にはある「能力」があった。“お客様の心に流れる曲”を仕立ててくれるという・・・。 1作…

佐藤優・片山杜秀『平成史』(小学館)

2018年6月18日。揺れた。 震度5を体験したのは、1995年1月17日、2011年3月11日に次いで、3度目だ。 平成という時代がまもなく終わる。平成はいろんなものが揺れた時代だった。 このふたりが語る「平成」という時代は、昭和という知的…