2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

貴堂嘉之『シリーズ アメリカ合衆国史2-南北戦争の時代』(岩波新書)

『資本主義と自由』,昔読みましたよ~。衝撃だったなあ。これまでに読んだ中で衝撃を受けた本(感銘を受けた本,ではなくて)を10冊挙げろと言われると,確実に入る本ですね。---さて。 先週に引き続き,岩波新書の「シリーズ アメリカ合衆国史」である。…

ミルトン・フリードマン『資本主義と自由』(日経BP社)

フリードマンが本書のもとになる講義をしたのが1956年。リバタリアンあるいはマネタリストと評される彼の政策提言の骨子は「自由」である。彼にとっては政治的自由も経済的自由もコインの裏表であって、自由をコントロールしようとする弊害は、コントロール…

和田光弘『シリーズ アメリカ合衆国史1-植民地から建国へ』(岩波新書)

フランス史の次はどの国の歴史を読もうかと思っていたところ,ちょうどよいタイミングで,岩波新書の「シリーズ アメリカ合衆国史」(全4巻)が刊行され始めていた。早速,第1巻を購入。和田光弘『植民地から建国へ』である。 植民地時代のアメリカから,…

原田隆之『サイコパスの真実』(ちくま新書)

今週は、神戸の公立小学校での苛烈なパワハラあるいは教師間暴力(あれは「いじめ」などではない)が巷間で耳目を集めているが、公表された謝罪文のひどさを指摘して、あるいは晒された動画から、サイコパスなんじゃないか、みたいな書き込みが流れてきた。…

宮下志朗『モンテーニュ 人生を旅するための7章』(岩波新書)

読んでみたいとは思うけれど,でも読み切れないだろうなとも思っている本がいくつかある。モンテーニュの『エセー(随想録)』もその1つで,興味はあるんだけれども,白水社版で全7巻という分量にちょっと腰が引けてしまうのである。 そう思っていたところ…

門井慶喜『定価のない本』(東京創元社)

門井慶喜、ミステリーを書く。 昭和21年8月15日、神田猿楽町の倉庫で、ひとりの古書店主が命を落とした。本が雪崩をうって落ちてきて、折れた肋骨が内蔵に刺さったのだという。亡くなった芳松の先輩でありライバルでもあった琴岡庄治は、事後処理を引き…

山本博文「『忠臣蔵』の決算書」(新潮新書)

また映画の話で恐縮だが,「決算!忠臣蔵」(主演:堤真一,岡村隆史 脚本・監督:中村義洋)の予告編が面白かった。討ち入りをするのにはカネが必要,という当たり前のことを正面から描いたコメディ映画である。 興味を持ったので,「原作」としてクレジッ…

はるき悦巳『じゃりン子チエ』(双葉文庫)

じゃりン子チエのテレビアニメは、ちょうど小学生の時にリアルタイムに見ていた。当時は大阪に西成なる地域があることも知らず、テツとよし江の関係もよく理解せず、ホルモンもてっちゃんも食べたことはなかったが、土曜日の夕方にテレビの前で、チエちゃん…