2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

土屋健『生命の大進化40億年史 古生代編』(ブルーバックス)

せんせい、ダブり~~!!(笑) napo.hateblo.jp --- 40億年にわたる生命の歴史。土屋健『生命の大進化40億年史 古生代編』。 地球上における生物の進化を、豊富な写真と復元画付きでたどる本である。第1巻に当たる本書は、生命誕生からペルム紀までの古…

ルイス・キャロル(河合祥一郎訳)『不思議の国のアリス』(角川文庫)

ある日、アリスが土手で座っていると、白いウサギが懐中時計を見ながら「遅刻だ遅刻だ~~」と走ってきて、穴に飛び込んでいきました。アリスもウサギを追いかけて、穴に飛び込みました・・・。 子どものころに読んだ、絵本。不思議な不思議なアリスの冒険の…

苫野一徳『ルソー 社会契約論』(別冊NHK100分de名著・読書の学校)

かなり前にルソー『社会契約論』を読んだのだが(今でも手元にある)、途中からよく分からなくなってきた記憶がある。・・・っていうか「立法者」って何? これは一度、分かりやすい入門書を読んだ方が良いのでは――。そう思っていたところにこの書の存在を知…

中澤篤史『運動部活動の戦後と現在 なぜスポーツは学校教育に結び付けられるのか』(青弓社)

新世界といえば、劇団ヨーロッパ企画の作品に「来てけつかるべき新世界」というのがありましてね、近未来のドローン飛び交う新世界の串カツ屋の娘がですねぇ・・・。 本を読んだ感想を人の目につくところに書く、というのは、あくまで私的な行為として適当に…

伊藤計劃『ハーモニー』(ハヤカワ文庫)

オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』の「訳者あとがき」は、伊藤計劃『ハーモニー』の引用から始まっていた。というか、『ハーモニー』の中で『すばらしい新世界』が引用されていた。 『ハーモニー』を読んだのは随分前のこと。内容もかなり忘れてしま…

加藤弘士『砂まみれの名将 野村克也の1140日』(新潮社)

野村克也監督に関する著書は、枚挙に暇がない。 野村監督の輝かしいキャリアの中で、阪神の監督を石もて追われ、氏が失意のうちにプロ野球から離れていた4年間がある。本書は氏が社会人野球のシダックスの監督として、砂埃の舞うグラウンドに立ちながら、心…

青木道彦『エリザベス一世』(講談社現代新書)

こざき亜衣『セシルの女王』(ビックコミックス)が面白い。16世紀のイングランドを舞台にした歴史物語である。タイトルの「セシル」とはウィリアム・セシル、「女王」とはもちろんあのお方。まだ第1巻が出たばかりなのだけれど、これからが楽しみである…

伊集院静『ミチクサ先生(上・下)』(講談社)

うちの国語の先生が、俳句の授業の中でこの本を紹介していたので、さっそく読んでみる。 漱石夏目金之助の49歳の生涯を、畏友・正岡子規、妻・鏡子、そして猫とともに、ミチクサしながら、ゆっくりゆっくりともに歩いてゆく。 文中いたるところに添えられた…