2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

松岡圭祐『万能鑑定士Qの事件簿 0(ゼロ)』(角川文庫)

「万能鑑定士Qの事件簿」シリーズというのがあった。万能鑑定士・凜田莉子を主人公とする,人の死なないミステリ。一時はよく読んでいた。綾瀬はるか主演の実写映画? そんなのもあったっけ・・。 シリーズとしては終結していたのかと思っていたけれど,そ…

明『漫画家しながらツアーナースしてます。こどもの病気別“役立ち”セレクション』(集英社)

【すべての子育て中の親御さん、すべての子どもに関わる人たち、必読!】 今週は別の本で書くつもりで準備をしていたのだけれど、今日読んだこの本が一気にジャンプアップしてきたので、勢いで載せる。 本書は・ツアーナースという、小中学生の児童生徒と直…

保阪正康『近現代史からの警告』(講談社現代新書)

今回の直木賞は,馳星周『少年と犬』!おめでとうございます! やりましたね!実は北海道出身ということで,当地は大いに盛り上がっています! ---さて。 ぶらりと立ち寄った書店でぶらりと本を買う。こんなことは,久しぶりである。買ったのは,保阪正康『…

伊藤祐靖『邦人奪還 自衛隊特殊部隊が動くとき』(新潮社)

漆黒の闇の中、尖閣諸島に某国の工作員が上陸した。極秘のうちに工作員を「蒸発」させる命令が、特殊部隊に下る。ミッションに成功した彼らに次に与えられた使命は、クーデターが発生した北朝鮮からの拉致被害者の救出であった。 これは、「国のため」に厳し…

伊東玉美編『宇治拾遺物語』(角川ソフィア文庫)

町田康の現代語訳で宇治拾遺物語に興味を持った。というわけで,「ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」シリーズから,伊東玉美編『宇治拾遺物語』。 やっぱり,面白い。教訓めいた話もないではないが,多くは単なる笑い話だったり,ちょっと不思議な話だ…

竹宮惠子『少年の名はジルベール』(小学館文庫)

久しぶりに丸善に行ったら、彼と目が合ったので、一緒に店を出ることにした。 ↓ 【電子版限定特典付】 少年の名はジルベール (小学館文庫) 作者:竹宮惠子 発売日: 2019/11/06 メディア: Kindle版 本書は、京都精華大学教授として教育者という立場から後進の…

池澤夏樹=個人編集 日本文学全集08『日本霊異記・今昔物語・宇治拾遺物語・発心集』(河出書房新社)

またまた古典。池澤夏樹=個人編集 日本文学全集08『日本霊異記・今昔物語・宇治拾遺物語・発心集』。 今昔物語は故・福永武彦訳だが,日本霊異記と発心集は伊藤比呂美の新訳であり,また宇治拾遺物語は町田康の新訳である。・・・町田康? 大丈夫か・・・…