4月4日は復活祭。おめでとうございます。
ということで、キリスト教関係の本を持ってきました。
本書は、アメリカ教育社会学会賞を受賞した、マルチレベル分析の古典。
しかし統計分析だけでなく、アメリカのカトリック学校のフィールド調査にもなっていて、実は日本の学校の課題とされている点(とくに教員の働き方や学校文化の側面)が、アメリカのカトリック学校のパフォーマンスの良さの原因して説明されていることが、おもしろい。
なにより、アメリカ全国の高校生を対象としたとんでもない大規模調査が下敷きになっていて、アメリカにおけるデータの位置づけと蓄積についても考えさせれる。
これを、上智大学の先生のZOOM読書会に入れてもらって、聖心のシスターと雙葉出身の英語教育の先生の解説付きで読むと、いろんなものが見えてくる。この読書会もまた、カトリック教育のひとつの形でもある。
・・・ちょっと本の紹介からは外れてしまいました。本年度もどうぞよろしく。
Catholic Schools and the Common Good
- 作者:Bryk, Anthony S.,Lee, Valerie E.,Holland, Peter B.
- 発売日: 1995/03/15
- メディア: ペーパーバック
(こ)