宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』(新潮社)

はい、続編です。
買って読んだ後、近所の書店でサイン本を発見した。なんか悔しい。

 

膳所から世界へ!」
成瀬あかり女史、今回も縦横無尽の大活躍。

近所のスーパーでレジバイトしながら、小学生と街をパトロール。受験を終えて応募したびわ観光大使に就任し、「昨年」開通した北陸新幹線で金沢へ、そうかと思えば、2025年の大晦日には東京へ(ちなみに最終のぞみに乗れば膳所着は23時48分、この設定は可能)。

一気に読了。レビュー不要。文体も展開もすばらしい。
NHKが土曜ドラマ枠で実写化するんじゃないか?

 

なお、変わったキャラクターという設定だけれど、スペックは、
膳所高から京大理学部現役合格、暇つぶしに読むのがファインマン物理学、びわこ大津観光大使、ゼゼカラでM-1参戦と地域おこし、けん玉プロ級、老若男女問わずコミュニケーションがとれて、めちゃくちゃ気が利く」

・・・息子の彼女になってくれんかな。

 

(こ)