重松清『とんび』(角川文庫)

何年か前までは、映画を観に行くといえば、チビたち連れてのアンパンマンだった。
その後、ドラえもんになり、ポケモンになったりして、最近ではディズニーアニメまで観に行けるようになった。ただ、予告編は大人の映画も交じっているので、そこでちょっとだけ映画を楽しむ。

阿部寛が画面にアップになり、おお、とんび、映画化したのか・・・そういえば、大体のストーリーは知っているけど、読んでないなぁ・・・。

 

チビたちが寝息を立てている横で、読みましたよ。

父ちゃんは、泣きましたよ。

重松清、ずるいですよ。

 

アキラの年齢が、うちのチビの年齢を超えたところで、涙の種類が切り替わったような気がした。
10年後、20年後に読むと、また違う涙が流れるのだろう。

 

父ちゃんは、おまえたちが大好きです。

(こ)