ものすごく忙しかった(というかまだ忙しい)ので、久々のコミック3選!
芥見下々『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』(集英社)
今年最初に見に行った映画が、実は「呪術廻戦0」だった。
原作は読んでいたけれど、映画の方は期待半分、まあ流行ってるし・・くらいの軽い感じで見に行った(ごめんなさい)。そうしたところ、予想をはるかに超えた良質の映画になっていた。
何より作中の様々な人間関係が良い。乙骨優太と里香の関係。そして優太とクラスメイトたちとの関係。更に、五条悟と夏油との関係。映画の中で、様々な関係が描き出される。
入場者特典は、五条悟と夏油の書き下ろしビジュアルボードだった。大事にします。
藤子・F・不二雄『のび太の宇宙小戦争』(小学館)
映画といえば、「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021」が話題らしい。映画を見に行く代わりに、オリジナル版の原作を読んでみることに。
ドラえもんの中では、珍しく、近代兵器による戦争をテーマに取り上げた作品である。タイトルに「戦争」という文字が入っているのも、本作くらいではないだろうか。
戦争というものに対する、のび太・ジャイアン・スネ夫・しずかちゃんそれぞれの反応が四者四様なのが良い。特に、純粋に戦争をこわがるスネ夫と、これに対するしずかちゃんの独白が秀逸である。誰もかれもが、命を恐れぬ英雄になるというわけでは決してない。
終盤の展開も、とても良かった。ドラえもんの道具が全てではない。問題解決の方法は、いくらでもある。
ペンギンボックス『おでかけ子ザメ』(KADOKAWA)
最後はこちら。
かわいい子ザメに、理屈抜きで癒される~。
(ひ)