今週,「2018年本屋大賞」のベストテンが発表されました。
ノミネート作品発表から約3か月。長かったような,短かったような…。
やりました。堂々の第1位です。圧勝でした。
この本が一人でも多くの人に読まれますように。
・第2位:柚月裕子『盤上の向日葵』
こちらも堂々の第2位です。やはり読み応えあったもんな~。
・第3位:今村昌弘『屍人荘の殺人』
え~!? …まじっすか。いやトリックとか,そもそも○○○を出してきたところとかは斬新でしたが…。いずれにしても,本格ミステリが本屋大賞の上位に食い込んできたというのは久々ですね。
・第4位:原田マハ『たゆたえども沈まず』
読了後しばらくたってからでも「あの本,良かったな~」としみじみ思える本でした。気分はいつでも19世紀後半のパリにタイムスリップです。
・第5位:伊坂幸太郎『AX アックス』
伊坂幸太郎の作品に外れなし。作家として安定期に入ってきた感があります。ただ,個人的には,『ゴールデンスランバー』のような小説をもう一度~! …とも思うのですが,ぜいたくでしょうか。
・第6位:塩田武士『騙し絵の牙』
ごめんなさい読んでません(それほど大泉洋に思い入れがあったわけではないので…)。
・第7位:今村夏子『星の子』
ごめんなさい読んでません(テーマに今ひとつ惹かれず…)。
・第8位:知念実希人『崩れる脳を抱きしめて』
これからです。これからの作家です。若い人にはお勧めかも。
・第9位:村山早紀『百貨の魔法』
え~!? …残念。「おとぎ話」の方に若干振れすぎたからかな? でも最終ノミネートにまで残ったというのは,それだけでも十分誇れるところだと思います。次回作にも期待!
・第10位:小川糸『キラキラ共和国』
悪くはなかった。悪くはなかったんだけど,前作(ツバキ文具店)が良すぎたのと,あとそこからの路線変更(「手紙」は脇役,主人公の生活が変化,よく分からない新登場人物)が裏目にでたのとかがあるのかも。それでも2作連続で最終ノミネートに残ったというのは十分誇れるところだと思います。また新たな作品に期待!
(ひ)