『シン・エヴァンゲリオン劇場版』

土佐日記』を上げてみたけれど,でもやはり,こちらにも言及させてほしい。様々な紆余曲折を経て,3月8日(月)に公開された『シン・エヴァンゲリオン劇場版 :||』。

僕は特にコアなファンというわけではないのだが,たまたまスケジュールが空いていたこともあって,公開2日目の夜に見に行った。

「…さよなら,すべてのエヴァンゲリオン。」

何を書いてもネタばれになりそうなので,詳細は控える。ただ,内容は,僕らの事前の想像を軽やかに超えたものだった。感動,驚き,そしていくばくかの寂寥感。明確かつ強烈なメッセージ性。技術的にも素晴らしく,現段階におけるアニメ表現の到達点というか,最高峰といっていいだろう。

エヴァンゲリオンというものは,この25年間もの間,ずっと「終わらない物語」だった。それが今,終わった。

宇多田ヒカル「One Last Kiss」,そして「Beautiful World」を何度も何度も聞きながら,もうこれだけの作品は二度と出ないのかもな,などと思う。

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「読書日記」なので,こちらも一応。↓


(ひ)