毛利嘉孝『バンクシー アート・テロリスト』(光文社新書)

バンクシー。今年の1月に東京都内の防潮堤で「絵」が発見され,ちょっとした騒動になっていた。でも,正直,あまり知らないんだよなぁ・・・と思っていたところ,最近になって手ごろな本が出た。毛利嘉孝バンクシー アート・テロリスト』。
 
バンクシーについて,その主要作品から,来歴,様々な騒動に至るまで,コンパクトにまとめた入門書である。著者は東京芸大の教授で,防潮堤の「絵」の騒動の時にいろんなメディアのインタビューを受けていた。
 
サザビーズのオークションでは,約1億5000万円で落札された直後,額縁に仕込まれていたシュレッダーで絵が裁断されるという「事件」があった。少し前には,パレスチナイスラエルが建設した分離壁の前に「世界一眺めの悪いホテル」をオープンしたりもしている。バンクシー,神出鬼没。
 
機会があれば,一度,作品を生で見てみたい。
 
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ということで,激動の一年が終わりました。
来年もいろいろ本を読むぞ~!
 
バンクシー アート・テロリスト (光文社新書)

バンクシー アート・テロリスト (光文社新書)

  • 作者:毛利 嘉孝
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2019/12/17
  • メディア: 新書
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