吉野万理子『階段ランナー』(徳間書店)

このあいだ、『鴨川ランナー』という京都本が出たと思ったら、今度は『階段ランナー』という京都本が出てきた。

それぞれに心に傷を負った横浜の高校生・広夢と瑠衣が、退職した教師・高桑(タクワン先生)の「階段ブログ」を通して、少しずつ互いを知り、優しく支え合う。タクワン先生のチームに入って京都駅の大階段駆け上がり大会にエントリーすることになった彼らは、練習を重ね、そしていよいよ大会当日・・・。

青春だな~
ラストなんて、青春ど真ん中じゃないですか。

おじさんは、恥ずかしいくらい、うれしかったぞ。

(こ)