2024-03-23から1日間の記事一覧

津村記久子『水車小屋のネネ』(毎日新聞出版)

引き続き本屋大賞ノミネート作品。この際、普段なかなか読まなさそうなタイプのを読んでみた。津村記久子『水車小屋のネネ』。 18歳の理佐は、8歳の妹・律と2人で暮らすことに。水車小屋にはしゃべる鳥のネネがいて――。 姉と妹の、40年にもわたる生活…

クリス・ミラー(千葉敏生訳)『半導体戦争』(ダイヤモンド社)

「放課後ミステリクラブ」、さっそく買ったらチビが一瞬で読み終えて、「おもしろかったよ」とご満悦でした。 半導体の歴史は、第2次大戦後における世界の覇権の歴史でもある。 最初はアメリカ国内の物語であった。真空管の時代から、トランジスタが登場し、…