2021-11-14から1日間の記事一覧

中野耕太郎『シリーズ・アメリカ合衆国史3 20世紀アメリカの夢』(岩波新書)

スターリンがソ連にいた時代,アメリカ合衆国はどうだったか。中野耕太郎『20世紀アメリカの夢』。 岩波新書「シリーズ・アメリカ合衆国史」の第3巻である。 本書が扱うのは20世紀初めから1970年代まで。格差や貧困といった新たな問題に直面したア…

砥上裕將『7.5グラムの奇跡』(講談社)

大先生が『線は、僕を描く』を激賞したのが2年前のこと。満を持して著者の第2作が刊行された。 大学を出たばかりの視覚訓練士・野宮恭一は、北見眼科医院で働き始める。彼はとにかく不器用で、採用試験に落ち続け、同級生の中で唯一就職先が決まらずにいたと…