2021-06-25から1日間の記事一覧

萩尾望都『一度きりの大泉の話』(河出書房新社)

竹宮惠子『少年の名はジルベール』が最初に世に出されたのは2016年。回顧録でありながら、どこかしら萩尾望都への詫び状のようにも読めた。 素人の自分でもそうだ。もうひとりの当事者の声が聞きたい。 5年経って、 半世紀にわたる封印が、いちどだけ解かれ…