2019-12-14から1日間の記事一覧

遠藤周作『わたしが・棄てた・女』(講談社文庫)

『おバカさん』に続いて『わたしが・棄てた・女』。1963年の作品である。 主人公は、大学生の吉岡努と田舎から出てきた(といっても川越なんだけど)女工の森田ミツ。吉岡がいわゆるナンパしてヤリ捨てるわけだが、ミツは吉岡を待ち続ける。吉岡は勤務先の社…