2022-03-12から1日間の記事一覧

ジッド『法王庁の抜け穴』(三ツ堀広一郎訳・光文社古典新訳文庫)

去年くらいからなんだかフランス文学づいている。今回はこちら。ジッド『法王庁の抜け穴』。 無神論者のアンティム。凡庸な作家のジュリウス。純朴なカトリック信者のアメデ――。「幽閉されたローマ法王を救い出す」という壮大な詐欺計画の下、社会階層も価値…