2018-03-24から1日間の記事一覧

遠田潤子『オブリヴィオン』(光文社)

「本の雑誌が選ぶ2017年度ベスト10」堂々の第1位である。遠田潤子『オブリヴィオン』。 絶望と,後悔と,そこから這い上がろうとするほんの少しの希望の物語である。 冒頭から読ませる。刑務所から出所してきた主人公・森二(しんじ)。これを待ち構…