佐藤信之『日本のバス問題』(中公新書)

昨日の晩、ブログを書きながら寝落ちしてました。ごめんなさい。

 

北条政子以来・・・いや、日野富子はどうやねん、という突っ込みを入れようとしたら、それどころではなくなってしまった大政局。
そしてちょうどその日(昭和100年10月10日)に出された石破首相の戦後80年談話は、そのまま高校「歴史総合」の教材にできそうなものであった。

 

恥ずかしながら今週は忙しすぎて1冊だけしか活字の本が読めてなくて、それがこれ。
通勤のバスの中で、バス問題を考えてみた。

ひとことでまとめれば、文字通り、現在のバス業界が抱える「経営危機」「運転士不足」にともなう「住民の足の確保ができない」という社会問題を、日本でバス輸送が始まった1869年の乗合馬車の登場から、モータリゼーションオイルショック、バスの全盛期、新自由主義規制緩和、そして経営破綻の始まり、と時系列を追って振り返る、という壮大な絵巻物であった。

社会的ベーシックサービスとしての、社会公益事業としての路線バスをどう維持するか。可能性は示せても、なかなかすっきりした解決策はなさそうである。

斎藤孝夫『回顧七十年』は在庫切れ。ネットで反軍演説を検索して、読み返していました。2時間の大演説だったそうですね。

(こ)