鹿島和夫(選)・ヨシタケシンスケ(画)『一年一組 せんせいあのね』(理論社)

 本屋で手に取って立ち読みして、レジに直行し、バスで読み、家で読み、また読んでいる。

 作文を通して子どもたちの中にあるキラリと輝くものを引き出していくという授業にはたくさんの有名な実践があって、そのうちのひとつである「あのね帳」はうちのチビたちも学校でやった。鹿島先生の子どもたちの作品集はこれまでにも活字となっていたのだけれど、そこへヨシタケシンスケ氏が挿絵を描いたことで、半世紀前の実践に鮮やかに息を吹き込まれた。

 また読も。っていうか、眺めよ。

(こ)