万城目学『あの子とQ』(新潮社)

本屋に行ったら、ポップな表紙に目が行った。

え、万城目さん・・・?

そのままレジへ。

 

「目が覚めて、まぶたを持ち上げたら、そこに何かが浮かんでいた。」

主人公の弓子は高校生。17歳の誕生日を前に、両親から驚きの宣告をされる。正体を隠して暮らす日常で、大親友のヨッちゃんの恋のキューピッドになろうとしているさなか、彼女たちはとんでもない事故に巻き込まれてしまう。その謎を解くために、そして恩人「Q」を助けるために、弓子は「クボー」と「ロージュ」に会いに行く。

 

誰の本だか最初に見ていなかったら、辻村深月さんと言われても、西加奈子さんと言われても、納得していたことだろう。
ちょっとホラーでコミカルな青春冒険物語。

快作。

 

表紙と挿絵は、イラストレーター水沢石鹸さん。
↓帯はこれ。

(こ)