30人の脂の乗った作家陣(*)による、4ページのショートミステリー集(門井慶喜さんだけ分量オーバーで5ページ)。
いくつかは「??」と読み返したりしたけれど(そしてさらにそのいくつかは読み返しても「?????」だったけど)、ほとんどが「ああ、やられた!」となって、4分に1回すっきりを味わいながらどんどん進む。正統派ミステリーあり、変化球あり。
「スマホ代わりに手に取れば、あなたは必ずだまされる!」というコピーが、自虐的ながら、ほんとうにそうで、これで550円はコスパ高すぎるでしょう。
(*) 青崎有吾、青柳碧人、乾 くるみ、井上真偽、上田早夕里、大山誠一郎、乙一、恩田 陸、伽古屋圭市、門井慶喜、北村 薫、呉 勝浩、下村敦史、翔田 寛、白井智之、曽根圭介、蘇部健一、日明 恩、田丸雅智、辻 真先、長岡弘樹、夏川草介、西澤保彦、似鳥 鶏、法月綸太郎、葉真中 顕、東川篤哉、深緑野分、柳 広司、米澤穂信
(こ)