マックス・ウェーバー『世界宗教の経済倫理-比較宗教社会学の試み 序論・中間考察』(中山元訳,日経BPクラシックス)

野口雅弘『マックス・ウェーバー』に触発されて,読んでみようと思い立ったのがこちら。マックス・ウェーバー世界宗教の経済倫理-比較宗教社会学の試み 序論・中間考察』。ウェーバーの宗教社会学の中から,「序論」と「中間考察」を抜き出したものである。

僕みたいな一般人向けの翻訳書で,しかもまだ読んだことがない本ということで読んでみたのだが・・・

・・・「序論」,むっずかしいわ!

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」(プロ倫)での論考なんかを思い出しながら何とか「序論」を読み切る(どこまで理解できたか・・)。

次いで「中間考察」。序論とは異なり,こっちはまだある程度の理解であれば可能である。宗教と世界とが対立関係にあること。特に,経済との緊張関係,政治との緊張関係,そしてこれらの解決策。宗教と知的領域の対立。

古今東西の様々な宗教を思い浮かべながら,ひたすらテキストを読み進めていった。たまにはこういう頭を使う読書もよいものである(疲れるけど・・)。


(ひ)