野口雅弘『マックス・ウェーバー』に触発されて,読んでみようと思い立ったのがこちら。マックス・ウェーバー『世界宗教の経済倫理-比較宗教社会学の試み 序論・中間考察』。ウェーバーの宗教社会学の中から,「序論」と「中間考察」を抜き出したものである。
僕みたいな一般人向けの翻訳書で,しかもまだ読んだことがない本ということで読んでみたのだが・・・
・・・「序論」,むっずかしいわ!
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」(プロ倫)での論考なんかを思い出しながら何とか「序論」を読み切る(どこまで理解できたか・・)。
次いで「中間考察」。序論とは異なり,こっちはまだある程度の理解であれば可能である。宗教と世界とが対立関係にあること。特に,経済との緊張関係,政治との緊張関係,そしてこれらの解決策。宗教と知的領域の対立。
古今東西の様々な宗教を思い浮かべながら,ひたすらテキストを読み進めていった。たまにはこういう頭を使う読書もよいものである(疲れるけど・・)。
世界宗教の経済倫理 比較宗教社会学の試み 序論・中間考察 (日経BPクラシックス)
- 作者:マックス・ウェーバー
- 発売日: 2017/01/26
- メディア: 単行本
(ひ)