森見登美彦(上田誠原案)『四畳半タイムマシンブルース』(角川書店)

8月12日、灼熱の京都。下鴨幽水荘の四畳半で、エアコンのリモコンが壊れてしまった。そこへ未来からタイムマシンがやってきたので、ヘタレ京大生たちは、壊れる前のリモコンと、ついでに銭湯で消えたヴィダルサスーンを取りに、昨日へと向かう・・・。

上田さんが「四畳半神話体系」を脚本化したお返しに、「サマータイムマシン・ブルース」が森見ワールドで登場(表紙はもちろん、中村佑介画)。

 

このふたりに万城目学氏を加えた3人で、コロナ前には祇園でちょくちょく飲んでいたらしい。隣の席に座って、耳を澄ましてみたいものだ。

 (こ)