姫野カオルコ『忍びの滋賀 いつも京都の日陰で』(小学館新書)

 

 大先生~~お仕事ニュース映像拝見。大変なお仕事、がんばってくださいね!!

 ラーメン屋に食べに行って、ラーメンが発泡スチロールのお椀で出てきたら、腹が立つ。
 居酒屋に飲みに行って、 刺身盛り合わせがヤマザキ春のパン祭の景品の白いお皿で出てきたら、ちょっとがっかりする。

 姫野カオルコさんの気の利いたエッセイ集を、無機質な装丁に包み、ムダに行間の広い最近の「ほとんど読むところないやん金返せ」系新書フォーマットに、普段の新書と同じフォントで読ませようとする。ルビと同じフォントサイズで注をうち、しかもその注にさらにルビをうつという荒技をやってのけ、挙げ句の果てに誤植。

 これは小学館のやる仕事ではない。

忍びの滋賀: いつも京都の日陰で (小学館新書)
 

 (こ)