2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧
いやいや、先生もなかなか重たいものを次々と…。 --- 三宅香帆さんが推していたオースティン『高慢と偏見』。結構面白かったので、他にも三宅さん推しの小説を読もうと思い、今度は『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読…
大先生が光文社古典新訳文庫を連発されていらっしゃるところ、こちらはライトでポップなものばかりで・・・お恥ずかしい限りです。 2025年の上半期の新生児は、過去最低を更新し、33万人だったそうだ。 藻谷浩介氏が『デフレの正体』で「経済は人口の波で動…
米津玄師「感電」の歌詞に「肺に睡蓮」という謎めいたワードがある。これはヴィアン『うたかたの日々』に由来するのではないかという考察を見たので、ちょっと読んでみることに。 パリに住む青年・コランはパーティでクロエという女性と出会い、やがて結婚す…
大阪府豊中市、阪急宝塚線の石橋阪大前駅から少し歩いたところに、パンとケーキのお店「ノスティモ」がある。ここで働く大学生・小春が主人公である。 由貴子はなぜバイトを突然休んだのか?紗都美はなぜフランスパンだけをうまく作れなかったのか?美桜がこ…
三宅香帆さんが『人生を狂わす名著50』(ライツ社)という本を出しているのだけれど、最初に紹介されているのが、ジェイン・オースティン『高慢と偏見』。 この人がそんなに推すのであれば、まあ読んでみようかと思って読んでみた。 イングランドの田舎の…
「街から書店が消えて行っている」ということに異論はない。去年の9月にそういう本をここで取り上げた(小島俊一『2028年街から書店が消える日』)。 本書は書店をめぐる現在の状況を網羅的に理解する上では、非常によくまとまっている。老眼にやさしい新書…
実はまだ読んだことがなくて、引け目すら感じていた。ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』。 ドストエフスキー最後の長編小説である。 粗野で好色極まりない男・フョードル・カラマーゾフ。ある日、長男・ミーチャ、二男・イワン及び三男・アリョーシャ…
最初に少しだけ自分語りをすると、学部生時代、いろんな社会の矛盾について考えることがあった。京都大学のキャンパスにはまだ新左翼の活動が残っていた。自分も釜ヶ崎越冬闘争に参加したことはあるし、友人のひとりは革命家になった。その後、自分の考えと…
王谷晶(おうたに・あきら)さんの『完璧じゃない、あたしたち』をこのブログで紹介したのが2018年4月。そこから7年後、『ババヤガの夜』が日本人作家として初めて英国推理作家協会賞・ダガー賞の翻訳小説部門を受賞したとのニュースが飛び込んできた…