来週10日,いよいよ本屋大賞発表。
ということで,ベスト3くらいまでを,個人的な主観も混ぜ込んで予想したいと思います。
(結局,ノミネート作品10作中,8作まで読んでいました。)
・第1位:辻村深月『かがみの孤城』
いやあもうこれは確実でしょう。ここ数年の文芸界を見回しても最高の作品だと思います。去年の後半,これを超える作品が出てしまったらどうしようなどとドキドキしていたのですが,結局出なかったな~。
・第2位:村山早紀『百貨の魔法』
2位以下は混戦だと思うのですが,個人的にはあえてこれを押したいです。「あまり知られていない作品にも光を当てる」ところに本屋大賞の意義があるとすれば,この作品を上位に持って行きたい。客観的にみると3~5位あたりなのかもしれないけれど,個人的な願望も含めて2位押しです。
・第3位:柚月裕子『盤上の向日葵』
伊坂幸太郎『AX アックス』
読み応えという点では,『盤上の向日葵』はトップ争いに食い込んでくる作品だと思います。文春ミステリベスト10は残念ながら2位に終わりましたが,本当は1位を取っていてもおかしくなかった(ものすごい変化球の『屍人荘の殺人』が取ってしまった)。
伊坂幸太郎は固定客が多いので,同率3位の予想にしました。
(ひ)