川崎昌平『重版未定』(河出書房新社)

 ちょっと箸休め。

 「編集王」だとか「重版出来!」だとか、編集者ってなんだか仕事はきついけど華やかな感じで描かれることが多いように思います。

 実はわたくし、1冊だけ本を書いたことがあります。社会学系の専門書でして、その業界では名の通った出版社なのですが、その打ち合わせのために神田神保町に足を運び、小さなビルのエレベータを降りると・・・え、出版社ってこんなに小さいの??と目を白黒させた記憶が。ちなみに初版は1500部、2刷も出て(500部)、電子化もされたそうで、営業的には成功らしいです。編集者さんも喜んでくれました。 

 というわけで、小さな小さな出版社の編集者の日常を淡々と描いたマンガ。きっと圧倒的多数の出版社は、こんな感じなのでしょう。

  本が好き、という人には、ツボかもしれません。

#重版未定2、もあります。

#一部はネットで読めます。
http://dotplace.jp/archives/category/重版未定

重版未定

重版未定

 
重版未定 2

重版未定 2

 

(こ)