2018-12-29から1日間の記事一覧

シェイクスピア『夏の夜の夢・あらし』(福田恆存訳,新潮文庫)

森見登美彦のインタビュー記事を読んだ。『熱帯』のベースとなった先行作品として,「千一夜物語」や「ロビンソン・クルーソー」とともに,シェイクスピア「テンペスト(あらし)」を挙げていた。テンペスト? う~ん,実は読んだことがない。どう関係してく…

山野辺太郎『いつか深い穴に落ちるまで』(河出書房新社)

主人公・鈴木は山梨県のとある建設現場にいる。リニア実験線の横で、表向きは温泉を掘っているのだが、実は極秘プロジェクト・・・ブラジルまで深い深い穴を掘ってつなげようというもので、終戦後まもなく運輸省の官僚・山本が新橋の闇市で思いついた案ある…