2018-04-21から1日間の記事一覧

瀬尾まいこ『そして,バトンは渡された』(文藝春秋)

久々にいい本を読んだ。瀬尾まいこ『そして,バトンは渡された』。「親子」の物語である。 高校生の優子は,血の繋がらない「父親」である「森宮さん」と二人で暮らしている。実母は小さい頃に亡くなり,実父も遠くへ行ってしまっている。「森宮さん」はちょ…

中澤渉『日本の公教育』(中公新書)

教育系新書紹介、もう1冊は、中澤渉『日本の公教育』。 中身については、学術書として出された『なぜ日本の公教育費は少ないのか』(サントリー学芸賞受賞)をベースに新書サイズに整理して書き直したもので、学校教育の外部性や階層研究などの教育社会学の…